大人になってからでも音感は身につくのか?

大人になってからでも音感は身につくのか?

メロディがドレミで聞こえるようになる!という謳い文句の本を買ったのでご紹介。

童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック

優れた音感を持った人への憧れは尽きない

大人になってから音楽や楽器を始めた人は、「自分にもっと優れた音感があったら良かったのに」と思う事が多々あるのではないでしょうか。

幼少から楽器を習っている人が持っていたりする絶対音感や、音に対する感覚の鋭さを羨んだり、嫉妬してしまう事ってありますよね。

世の中には子供の頃に特に楽器をやっていなかったにも関わらず、優れた音感が備わっているという人もいるようなので、全ての人に当てはまる事ではないのですが。

音楽をやるうえで絶対音感は必ずしも必要ではないとか、むしろ邪魔になる場合もあるので鍛えるなら相対音感の方だ、等といった話も聞いたりします。

それでも一度聴いたメロディーを瞬時に階名で歌ったり、楽器で弾いてしまう人を見るとやっぱり羨ましいと思ってしまう物です。

大人になってから音楽を始めた人が必ずしも音感が鈍いと一括りにするつもりはないのですが、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

私自身もその一人で、なんとか音感を鍛えられないだろうかと常日頃から思っています。

本屋で見かけた「童謡を聞くだけで音感が身につくCDブック」

ある日、たまたま書店で見かけたこの本。
表紙には「メロディがドレミで聞こえるようになる!」と書いてあります。

もしそれが本当だったら、正直喉から手が出るほどその能力が欲しいです。

これまでも音感を鍛える為のトレーニング本っていくつか見かけましたが、あまり楽しくなさそうな内容の物が多かった印象です。

この本はCDを聞くだけで良いとのフレコミなので、それが本当なら楽で良いなと思い、騙されたと思ってとりあえず購入してみました。

 

童謡や唱歌を聞いてなぜ音感が身につくか?

この本の冒頭にて、以下のような事が書いてありました。

子供の頃に童謡や唱歌を沢山聞いて正確に歌ってきた場合と、そうでない場合では、大人になった時の音感に差がつく一因になるとの事。

童謡や唱歌を題材にするのは、耳馴染みのあるメロディーで短くて覚えやすい物が多い為であるらしい。

それらをドレミファソラシの音の階名でたくさん覚える事で、良くある音の並びのパターンを頭にインプットしていく。

そうするとなにかメロディーを聞いた際に、記憶の引き出しから「これは○○○の曲のあの部分と同じ音の並びだ!」という事が分かるようになるのだそう。

絶対音感がない人には移動ドのトレーニングが有効

音楽教育で固定ドが主流なのは、絶対音感を基準にされているからだそう。

絶対音感がある場合は実際に鳴っている音がドならド以外の言葉では考えにくいらしい。
また、クラシックでは曲に対して演奏するキーが固定されている事が多く、移調して演奏する機会が少ないので固定ドでも弊害がない。

そういった理由で固定ドが優遇されがちだが、絶対音感のない大人がこれから音感を養う場合、移動ドが良いのだとか。

なぜなら、移動ドなら曲のキーが変わっても同じ階名でメロディを覚え、歌う事ができる。
固定ドだとキーの数だけ違った階名のパターンのメロディを覚えて歌わなければならない。

固定ド:ハ長調でドレミー、ドレミーなら、ヘ長調ではファソラー、ファソラーと歌う必要がある
移動ド:どの調でもドレミー、ドレミーで歌えば良い。

この本のトレーニング方法ではこういった点から移動ドを採用しているようだ。

しかし、収録した曲の譜面はハ長調に限定されている為、普段固定ドを使い絶対音感のある人でも、利用しやすいようになっているらしい。

とにかく付属のCDを聞いてみた!

童謡や唱歌を使い移動ドでトレーニングする有用性について、より詳しい説明は本を読んでください。

前置きはともかく、肝心のCDを聞いてみました。

収録されているのは有名な曲ばかりなので、確かに耳馴染みがあります。

以下の20曲が階名で歌った場合、歌詞を歌った場合の2パターン収録されています。

ふじの山、うさぎとかめ、どんぐりころころ、春よ来い、春が来た、うさぎうさぎ、背くらべ、茶摘、故郷、あめふり、雨、じゃぼん玉、さくらさくら、荒城の月、紅葉、浜辺の歌、七つの子、叱られて、赤とんぼ、てぃんさぐぬ花

実際に階名だけで歌っている曲を聞いてみると、テンポが特に早い訳ではないのですが、ひとつひとつの音の高さに意識を向けて聞く事はかなり難しいようです。

ドレミとかファミレなどのように、一音ずつ上がったり下がったりしている場合はただCDを聞いているだけでも分かります。
これが2音以上離れてくると、階名唱からメロディの上がり下がりを把握するのは無理でした。

なぜかと言うと、例えばソドシとCDで歌っていても、ソのあとのドシがソよりも高いドシなのか、低いドシなのかが判断できないからです。

私は耳に聞こえているメロディーを同じ高さで口ずさむ事はできますが、それは喉の筋肉などを無意識に操って出来ている事です。
実際に頭のなかではメロディーが上がっているのか下がっているのか理解せずに口ずさんでいる事になります。

要するに、私は2つ以上の音を聴き比べた時、上がっているのか下がっているのか、聞いただけでは良く分からないのです。

その為、CDだけを聞き流してメロディーの高低を正確にイメージして覚えるというのは今の私には無理のようです。

当面は、本書に載っている五線譜の譜面を見ながらCDを聞いて、音の高低を視覚的にも一致させていく必要がありそうです。

それに馴れて来たら、聞こえてくる階名だけを聞いて、音の上下を判断できるようになるかもしれません。

ひとまずトレーニング開始、今後の音感の変化に期待!

私の現状の音感では、沢山のメロディーを階名で覚えてインプットしていく段階には至っておらず、まだかなり手前の状態なのかなと思います。

暫くは譜面と共にCDを聞くトレーニングを続けてみようと思います。
その段階を経て、本書の本来のトレーニング内容へとステップアップを目指します。

このブログでは、今後どのように音感に変化が生じだかなどを報告していきたいと思います。

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